※この記事はネタバレ要素満載なので、知りたくない方はここで戻ってください。
どうも、しょーじろーです。
ヤングジャンプで連載中のTIEMPO―ティエンポの第4巻を読みましたのであらすじと感想を書きます。
全国ベスト4の超名門校の西浦に2-0でリードされ、追い詰められた春日高校。そしてベンチからは「俺を出せ」と言わんばかりの表情で立ち上がる朝美。
ここから朝美を起用して逆転…となるのか!?
ティエンポ第4巻のあらすじとネタバレ
さて、ここからは第4巻のあらすじをネタバレ込みで書いていきます。まだ読んでない方はまずは第4巻を買って読みましょう。
ティエンポはマジで終わってほしくないので、ちゃんと単行本を買って飯野大祐さんを応援しましょう!
「何を一人で勝手に昂ぶっているんですか君は?」と朝見を一蹴するキャプテン會澤
ピンチの春日高校を見て、「交代だ。さっさとしろメガネ!」と失礼極まりない態度で要求する朝美。
ティエンポ第4巻3P
ティエンポ第4巻4P
「え?出しませんけど?」と冷静にお断りする會澤さん素敵。
ちなみにダムアスこと朝美圭佑は2年です。キャプテンの會澤 要(あいざわ かなめ)は3年なのでこの態度超失礼だけど、なにも触れない會澤さん最高w
しかし、ここから春日高校の怒涛の反撃が始まります。
「間瀬 亮」を起点に怒涛の反撃!
ティエンポ第4巻9P
完全に統制されたパスワークで西浦高校を翻弄する春日高校。
逆にパスに振り回されてきた西浦高校は、後半になって運動量がガクッと落ちてきてしまいます。
その守備、攻撃のバランスを取り続けているのが8番の間瀬亮でした。
ティエンポ第4巻13~14P
間瀬 亮には攻撃の組み立てや、守備のバランスを取り続けながらに相手の隙を伺うという繊細な役割を任されていました。
ティエンポ第4巻14P
そしてそこには「俺には何もない…フィジカルもスピードもないし、特別技術があるわけでもない」と、自分のサッカーに対してコンプレックスを持つ間瀬亮ならではの能力が関わっていたのです。
過去の失敗から得た「考える力」というかけがえのない武器
間瀬は1年のときの試合で失敗した経験を思い出します。
ティエンポ第4巻19~20P
間瀬は1年のときの試合(高校サッカー選手権の埼玉一次予選)でパスの判断ミスから失点をされ、試合で負けてしまいます。
「あのパスミスだけが負けた原因じゃねー。責任しょいこむな。」と、落ち込む間瀬をなだめるリキ。
そして間瀬は「部長…すいません…俺の…あんなミスのせいで…俺はあの時どうすれば良かったですか…」と會澤に答えを求めます。
しかしそんな間瀬に會澤は「自分で考えて答えを見つけて次に繋げましょう」とあっさりした回答。しかし、その答えに納得がいかない間瀬は會澤に溜まった不安をぶちまけます。
ティエンポ第4巻26~28P
納得がいかない間瀬に會澤が「今日のあのミス…君はどうすれば良かったと考えているですか?」と問うと間瀬の中にはすでに明確な答えが。
その間瀬を見て會澤は「ほら、もう答えは出ているじゃないですか」と、確信したように答え、それこそが武器であると間瀬に伝えます。
ティエンポ第4巻27P
「考えてプレーができる。これは君が持っているかけがえのない武器です。」。會澤の言葉に「何だよ…ちゃんと見ててくれてんのかよ…」と嬉しさと涙がこみ上げる間瀬。
「間瀬君。来年が勝負ですよ。必ず行きましょう、選手権」と声をかける會澤。間瀬はこの経験がきっかけで「考える能力」を自覚することができました。
いいチームかよ、春日高校!!マジいいチーム!!
そして回想が終わり、西浦高校と戦う春日に再度チャンスが訪れます。
ティエンポ第4巻31P
裏を取ってチャンスを作る間瀬。
會澤要やリキとプレーをするラストチャンスな間瀬は「こんな所で負けてらんねーんだよ!」と気合が入る。
ティエンポ第4巻35、39P
そして見事意表をついたループシュートで点をとった間瀬!
全員がパスを予想していた場面での見事な選択でした!
そしてここでハーフタイム!!
春日高校は1-2と点差では負けているものの、パスに振り回された西浦と振り回した春日高校ではベンチでの表情が違います。
プロ志望の竜胆からも「春日高校は強い…!!」と認められるほど。
ティエンポ第4巻49P
そして春日高校は後半に向けて戦略の修正を行います。
ティエンポ第4巻51P
試合の進行を元に細かいゲームプランを行う會澤。後半になって細かい戦略を立てる余裕があるのはポジショナルプレーならではですね!
西浦の5バックに5トップで対抗!?
そして後半がスタートした訳ですが、ここでなんと西浦高校が
- 5バック+ミッドフィルダーの守備範囲を下げて9人体勢
で守りに入ります。完全に1点差を死守する体勢です。
ティエンポ第4巻67P
しかし5バックで仕掛けたはずの西浦高校が、逆に春日高校の布陣を見て驚かされます。
ティエンポ第4巻72~73P
なんと春日高校は西浦の5バックに対し、5トップで対抗します。これには西浦高校も、西浦の高校の取材陣も驚きを隠せません。
「無謀だ!」と言われながらも、これには隠された狙いがありました。
それは・・・
5トップの本当の狙いはマンツーマンを強いることではなく、西浦に「選択肢を絞らせないことで思考を混乱させることである」だったのです。
そしてその戦略が功を奏して大チャンスが訪れます。
リキにボールが渡り、シュートを防ごうとする竜胆。
ティエンポ第4巻115P
しかしリキの本当の狙いはシュートではなく、空いたスペースへのパスでした。
ティエンポ第4巻116~117P
「お前は必ず空いたスペースに走り込む」と信じてパスを出したリキへの期待に答え、しっかりゴールを決めたキャプテンの會澤。
ここでついに2-2の同点に追いつき、完全に春日ペースに!
このまま逆転となるのか!?
と思っていたら案の定、この男が黙っていなかったぜ…
気合で魅せる竜胆享(りんどうあきら)!
同点に追いついてからは完全に春日ペースとなった試合だが、竜胆がクリアしたボールに対して自ら追いつくという超ロングランを見せます。
ティエンポ第4巻134~137P
そして2人を振り切る竜胆。
「なんでここに!?」って、そらあなりますわ。あんた散々走らされて来たんじゃないの?しかももう後半だし、体力やばくね?
そして更にリキとの1対1になります。
ティエンポ第4巻148、150P
マンツーマンでのリキすら振り切り、そのまま危険地帯に頭を突っ込んでヘディングを決めてしまった!!
これで点数は2-3に!!後半になっての失点は痛い!
額を切ったものの「ただの擦り傷だ」と意に介さないのはさすが過ぎる。そして竜胆は春日高校に対してタンカを切ります。
ティエンポ第4巻151P
「所詮は高校レベル」とタンカを切った竜胆に対し「君は高校レベルのサッカーに負ける」と宣言する會澤。あんたも負けず嫌いかーい!
てかティエンポに出てくる人たち啖呵切り過ぎじゃない?
負けず嫌いが集まりすぎているw
しかし、精神的ダメージは隠しきれず…春日高校はゴール前でファールをしていまいPKから追加点を奪われます。
ティエンポ第4巻181P
これで2-4。後半の段階で2点差は絶望的です。
ここで追い打ちをかけるように、春日のスタメンの野田が西浦のスライディングで怪我をしてしまう。
ティエンポ第4巻186P
流れがどんどん悪くなる春日高校!!
このまま負けてしまうのか!?という流れで、ついに、この男が!!
ティエンポ第4巻186P
ついに来たよこの男が!
スタメンの野田の怪我と来て替わりのメンバーと言ったら朝美圭佑か瀬戸柚樹しかいませんからね!!
前半では會澤にバッチリ断られた朝美ですが、この状況では断りきれないでしょ!
ティエンポ第4巻198P
起用はしたものの「チームに適合するんだろうか…」と心配を隠せない會澤やリキ、その他メンバー。
2-4の状況から巻き返せるのだろうか!?
というところで4巻が終了でございます!
少々ネタバレのつもりがだいぶネタバレてしまった…w
ティエンポ:第4巻の率直な感想
4巻の感想を一言で言うと「戦術 vs 個人技」とも言える戦いでしたね!
しかし竜胆の個人技からペースを乱された流れでの失点が痛かったです。それまではずっと春日のペースだったのに…
という感じで、お互い全然違う戦いかたゆえ、」見どころがたくさんあって面白かったです。
試合の流れで言えば
- 西浦の個人技で2点追加
- 春日高校の戦略によって2点を取り返す
- 西浦の個人技+気迫で更に2点を追加
- 春日高校が野田の代わりに朝美圭佑を投入←ここで終わり
となっていて、ここでの朝美の活躍いかんで試合の流れが決まりそうです。
うわーでも絶対に勝ちそう!
いや負けそうでもある!
ぶっちゃけ予想がつかない!笑
でも朝美くんの医者いわく全力で戦えるのは30分らしいので、最後までしっかり走れるかどうかが心配なところ…
いずれにせよ今後の展開は朝美によって決まります。
朝美の膝の具合が悪くなったら負けゲーになる予感もするし、もーうわかんない!瀬戸も出るかもしんないしね!
第5巻が楽しみすぎる!!というわけで第5巻を楽しみに待ちましょう(゚∀゚)
コメント